ブレードタイプ
ブレードタイプ
少し前まで多く使われていたタイプです。現在、このタイプを使用しているクリニックは、まずありません。板状で幅が狭く細いので比較的骨幅の狭い部分に用いることが可能です。現在主流のスクリュータイプに比べインプラント本体の一部に力が集中しやすく、破損や骨吸収が起きやすいという欠点があります。
少し前まで多く使われていたタイプです。現在、このタイプを使用しているクリニックは、まずありません。板状で幅が狭く細いので比較的骨幅の狭い部分に用いることが可能です。現在主流のスクリュータイプに比べインプラント本体の一部に力が集中しやすく、破損や骨吸収が起きやすいという欠点があります。
インプラントの直径が先端にいくほど細くなり、ネジのようなかたちをしています。ブレードタイプに比べ埋め込む穴が小さくてすみ、噛む力も効率よく骨に伝えることができます。
円筒形で上部と下部が同じかたちをしています。現在のインプラントの形状は、スクリュータイプとシリンダータイプが主流です。
外見はスクリュータイプに似ていますが、中は中空で側面にも複数の穴があります。中が中空のためインプラントの周囲や中までも骨が取り囲むので、骨との接触面積が広く、噛む力を効率的に伝えることができます。
| メーカー名・特徴 | 手術回数 |
|---|---|
カルシテックインプラントシステムカルシテックインプラントの表面に使われている材料は、ハイドロキシアパタイト(HA)を使用しているため、顎(あご)の中で積極的に骨と結合しようとします。 コーティング技術は、MP-1と呼ばれ、97%のHA結晶構造を有しています。その結果、コーティングの剥離や吸収の問題も本システムではほとんど報告されていません。また、スレッドタイプではHAコーテッドインプラントで唯一セルフタップ様式です。 | 2回 |
ステリオスリプレイス表面処理にハイドロキシアパタイトのコーティングされているインプラントです。 形状はシリンダータイプとスクリュータイプがあります。 | 1回又は2回 |
ブローネマルクインプラントインプラントメーカーの中では、歴史のあるメーカー。1952年にスウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、チタンと骨が完全に結合することを偶然発見したことから生まれたものです。 | 2回 |
ITI インプラントスイスで開発されたインプラントで、基本的には1回で手術を終える方式の代表的なインプラントメーカーです。インプラント体が短めのため、日本人に適しているとされています。 | 1回又は2回 |
アストラテックインプラントシステムブローネマルクインプラントの欠点を補うべく開発されたインプラントです。 インプラントの表面をザラザラにすることで骨とインプラントの結合する面積を増やし、インプラントの早期固定、強度の向上を実現しています。 | 1回又は2回 |
3iインプラント3iは商品とシステムの組み合わせを開発の基本としていて他のインプラントメーカーにはない独自の特性をもっています。 | 1回又は2回 |
スイスプラスインプラントシステムアメリカ生まれのI.T.I.システムに類似させて作られたインプラントです。 インプラント埋入直後に即時に被せ物を行うことが可能で、治癒期間の短縮が可能なインプラントです。 ブローネマルク、アストラ、ITIと並び世界で4大インプラントと呼ばれています。 | 1回 |
プラトンインプラントシステム国内で開発された日本人用のシステムです。現在インプラント表面の処理の主流となっている酸エッチング、ブラストがされています。表面の洗浄には国内初のシステムとして、イオンエッチング処理を行っています。 形状はITIを模倣して開発されました。 | 1回又は2回 |
IMZインプラント1977年にドイツで臨床応用されたインプラントです。 独自のデザインによって、機能的負荷が加わるにつれ骨が障害を受けることなしに適合してきます。天然の歯牙は咬むと歯が沈み込みますが、インプラントは沈み込むことはありません。しかし、IMZは天然歯と同様に沈み込む機構をもっています。 | 2回 |
スクリューベントインプラントシステム最近のインプラントの主流であるブラスト処理+酸処理がなされています。 アバットのネジが緩まないような構造になっています。 | 2回 |
フリアットー2インプラントシステム歯根の形態に似た独特な形状のインプラントです。通常の場合ではスクリュータイプを使用しますが、抜歯と同時に使用したい場合はシリンダータイプを使用します。また特殊な処置に使用する場合はシンクロスクリュータイプを使用します。 | 2回 |
今までは失った歯を修復するためには人工クラウンやブリッジ、取り外し式の部分的な入れ歯、総入れ歯が利用されてきました。しかし、これらの治療法は隣の健康な歯を削らなければならないといった弊害がありました。
また従来の治療では失われた歯根までもを回復させるすべはなく、歯がなくなることによって出来た顎の骨の中の空洞は放置されたままでした。そのまま歯の中の空洞がありますと顎骨が萎縮する危険がありました。本来あるべき骨量が年月と共に大量に減少し、骨は萎縮した状態になってしまう場合もあるのです。それが原因となり入れ歯はフィットしなくなる場合もあります。インプラントには、従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床、あるいは残存している歯に引っ掛ける止め金が必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然な運動が甦ります。
また、製作された人工の歯もぴったりと固定されてますから、固いものでも楽に食べられるようになります。
歯が1本抜けている場合、従来の治療法では両側の歯を削りブリッジという方法が取られていました。しかし、インプラントなら抜けた部分のみにインプラントを行うことができるので、他の歯を削る必要はありません。
たくさんの歯が抜けている場合、従来のブリッジなら残っている歯だけで、かむ力を支えなければなりません。このかむ力はとても大きなものです。インプラントにすると、本来の歯数のバランスがとれますので、咬合圧(かむ力)による負担が少なくなります。
奥歯が抜けている場合、従来の方法では、取りはずしする入れ歯でしたが、インプラントにすると、取りはずさないですむブリッジが入れられますから、しっかりと固定され、安心して食事ができます。
年齢的に顎の骨が完成する20歳前後から、健康な方であれば基本的に誰でも治療を受ける事が出来ます。ただし、全身疾患、妊娠中の方などはインプラント治療を受けられない場合がありますので、担当医にご相談下さい。
全身疾患により外科手術を受けることができない方は、インプラント治療ができない可能性があります。また、次の状態の方はご相談ください。
| 重度の全身疾患のある人 | 糖尿病や肝臓病 | プラークコントロールのできない人 | 骨粗鬆症 |
| 放射線治療を受けた人 | 血液疾患など | 手術に耐えられない人 | タバコを吸う人 |
| 歯周病の治癒をしていない人 | 成長期の子供 | 薬物、アルコール中毒 | 骨形成不全 |
長いブリッジでは、歯に負担がかかり土台になっている歯の寿命が短くなる傾向にあります。
咬合力の分散が可能になり残存歯を長持ちさせる事が出来ます。
従来の入れ歯では取り外しの煩わしさや食べ物の制限、また精神的なコンプレックスになる事がありました。
インプラントにする事により、取り外しの煩わしさや食べ物の制限、コンプレックスから開放されます。
従来であれば、固定式の歯を入れる為に健全な隣の歯を2本削る必要がありました。
インプラントにする事により、歯を削る必要がなくなります。
HAインプラントはチタンの表面に使われている材料がハイドロキシアパタイトと呼ばれ顎の中で積極的に骨と結合しようとする生体活性材料です。
※ハイドロキシアパタイトとはリン酸カルシウムでできた歯や骨を構成する成分のことで、 エナメル質は97%、象牙質の70%がハイドロキシアパタイトで構成されています。 歯磨剤に配合されたりしています。 エナメル質の表面には見た目には分からない 微小欠損(小さなきずのようなもの)が 無数にできています。 これが脱灰(虫歯になりかけ)につながります。 虫歯はエナメル質が溶け始めることにより始まります。 ハイドロキシアパタイトは唾液中のミネラルイオンに作用して、 初期虫歯や、微小欠損の再石灰化を促進することができます。
コーティングは剥がされるのではないか?感染しやすく進行が早いのではないか?などといった疑問の声が聞かれますがHAインプラントの臨床はすでに15年を経過しています。HAインプラントによる使用率・支持率は米国でも予想以上に高く、特にカルシティックHAインプラントの治療成功率は99.5パーセントです。
HAインプラントと骨との結合はチタンのオッセオインテグレーションとは異なります。オッセオインテグレーションとは実際には骨とインプラント体の結合がなく下の顕微鏡の写真でもわかるようにすき間が少しあいていることがわかります。HAインプラントはバイオインテグレーションといい、周囲骨との間にはカルシウムが沈着し顕微鏡でみるレベルでも骨と生化学的に結合します。HAコーティングインプラントが素材として優れている理由にはまさにこのバイオインテグレーションによるものです。
電子顕微鏡下におけるオッセオインテグレーションの状態。
チタンと骨は完全に接触していない。
電子顕微鏡下におけるバイオインテグレーションの状態。
HAと骨はカルシウムブリッジによって直接結合する。
チタン製のインプラントがオッセオインテグレーションを獲得する為には、手術で骨を削る時、インプラント表面と骨の間隙を数十ミクロンレベルの精度で削る必要があります。なぜ精密に削らなくてはいけないかというとインプラントとドリルで削った骨に隙間があると、骨とインプラントがくっつかないのです。ということは、ドリルで削っている時に、中心がずれたり、ドリルがブレたりしてしまうとインプラントはくっつきません。極めて正確なドリル操作が必要となってくるわけです。
また、骨の状態が悪いケースで、骨梁がないような場合ではオッセオインテグレーションを行うことはできません。それに対してHAインプラントは、かなり、骨との間隙があってもバイオインテグレーションすることが分かっているため、ある程度隙間のある削り方や骨の状態が悪い場合でも高い成功率があります。
HAインプラントは歯を失ってブリッジを入れる為、健全な歯を削らなくてはならない方や取外し式の入れ歯しかないという方に、適応となります。
入れ歯では、咀嚼能力は固定式(インプラント)の三分の一程度になると言われています。
| チタン | HA | |
|---|---|---|
| 結合様式 | オッセオインテエグレーション | バイオインテグレーション |
| 治療期間 | 約6ヶ月から12ヶ月 | 約3ヶ月から6ヶ月 |
| 適応症例 | 患者様の骨の状態により適応できない場合もある。 | 適応症例がチタンよりも幅広くなった。 |
インプラントとは、金属などを顎骨に植え込んで、咬合を回復する人工歯根のことです。歯科インプラントは「局部症義歯や総義歯を維持するために口腔粘膜、歯周組織あるいは骨中に挿入した無機物材料の人工的補強材」という狭義の定義から始まり、咀嚼機能の回復を主な目的として長年応用されてきました。最近では様々な材料やシステムが開発され、基礎的データに加えて多くの臨床報告が行われ、一定の信頼が得られるようになっています。従来の報告では、ダメになるインプラントは1年以内の早期にインプラントが動揺したり、痛みがでるなど症状が現れ、5~6年の間にトラブルが発生するといわれていました。最近の報告では長期経過観察をされた症例が少ないとはいえ、以前に比べて予後の経過が良好です。ただし、インプラント治療が成功する条件には、術者の技術や知識のみならず、患者の全身状態、骨量・骨質など口腔局所状態、口腔内衛生管理ならびに経済状態も含まれます。高齢者になると残存する歯数も少なく、多数歯欠損顎もしくは上下無歯顎症例が多くなります。補綴後比較的短期間に全身的に大きな変化を来しやすい高齢者への適応の可否という問題があるものの、条件が揃えば高齢者補綴治療のひとつのオプションとして有用であるといえます。
多結晶アルミナ(酸化アルミニウム)やハイドロキシアパタイト(骨および歯のミネラル類似物質で、カルシウムのリン酸塩の総称)緻密体は機械的強度、加工性の点から臨床の要求には応えられるものではなかったようです。ニッケルはチタンに比べ骨組織との親和性が劣るものの、形状記憶という特性があり、臨床応用が期待されますが、一般的ではないようです。また、チタンとハイドロキシアパタイトを接着剤で結合させたインプラントは結合部にトラブルが生じることがあります。一般的にはチタンおよびチタン合金を、インプラント材と骨組織や歯肉などとの親和性や結合性を考慮し、ハイドロキシアパタイト被覆、酸エッチング、機械研磨などの表面処理が施されたものが臨床応用されています。動物実験によれば、骨組織とインプラント材の反応という観点からみると、ハイドロキシアパタイトおよび表面をハイドロキシアパタイトコーティングされたチタンは術後早期から新生骨形成能をもち、骨質の乏しい部位や抜歯早期の部位などにも応用できると考えられています。
1回の手術でインプラントの埋入から補綴まで行えますが、インプラントの一部が常時口腔内に露出しているため、食塊などの負荷がかかり、十分な骨結合が得られない危険があります。
まず、歯肉骨膜弁をおこしてインプラントを顎骨内に完全に埋入します。
治癒期間を経て歯肉に切開を加えインプラント頂部を露出させ歯肉貫通部を装着し、上部構造を製作します。
| 長所 | 部分的な歯牙喪失に応用した場合、将来の歯数の減少の際に柔軟に対応できる。隣在歯が大きな修復物の支台となっているような場合には、単独歯の修復にも応用される。
“入れ歯といえば老人“というような義歯による心理的影響が少ない。 上顎では、嚥下・発音に重要な硬軟口蓋境界域の感覚を低下させることが無く、下顎では舌の運動が制限されない。 |
|---|---|
| 短所 | 術式が繁雑で、治療期間が長い。 インプラント治療とそれに続くメインテナンスに関しては全て私費治療で費用は高額となる。 術後管理が容易ではなく、天然歯あるいは従来の可撤式義歯以上にメインテナンスが必要である。 |
(予後不良の場合、インプラント除去を行うが、インプラント再埋入位置が理想的歯列弓を維持できない部位に限定され、不規則な咬合面を形成し、十分な咬合が得られなくなることがある。さらに高度な骨吸収があり、再植不能になれば、従来の総義歯はもちろん補綴処置による咬合改善はより困難になる。)
インプラントの本体となる部分で、素材は純チタン製。インプラント体とも呼ばれます。 スクリュー状の形状が多く使われていて、このフィクスチャーを顎の骨に植立して、インプラント治療を行います。
フィクスチャー(インプラント体)と連結をし上部構造を取り付けるための土台となる部分。通常は、2次オペの際にフィクスチャーと連結します。
フィクスチャー / アバットメント / 上部構造 / メンブレン /
インプラント手術 / オッセオインテグレーション / GBR(ジービーアール) / オステオトーム / サイナスリフト / PRP /
オペ室 / SIM/PLANT(シムプラント) / 生体情報モニター / オステオトーム / 空気清浄機 /
インプラントの本体となる部分で、素材は純チタン製。インプラント体とも呼ばれます。 スクリュー状の形状が多く使われていて、このフィクスチャーを顎の骨に植立して、インプラント治療を行います。
フィクスチャー(インプラント体)と連結をし上部構造を取り付けるための土台となる部分。通常は、2次オペの際にフィクスチャーと連結します。
インプラント治療の際に、新しくなる歯の部分。通常は、2次オペでアバットメントを立てた後に仮の上部構造を取りつけ、咬み合わせ等の機能性と全体的な審美性を加味して調整を行い最終調整を行います。上部構造の素材は、天然歯の色に近いセラミック製のものが殆ど。
インプラント治療を行うにあたって、充分な骨の幅や高さがない場合に行われるGBR法(骨再生療法)に使われる膜。
メンブレンは、コラーゲンから出来ている骨に吸収されるものと、骨に吸収されないものの2タイプあり、患者さんの症状や手術の方法により使い分けられます。どちらも、不足している骨を再生される為に使用しています。
一般的に歯ぐきと呼ばれている、歯根を取り囲んでいる部分。 インプラント治療の場合、歯肉を切開する時や治療後の審美性等に大きく関わる部分で、顎の骨と同じ位大切な部分です。
骨の周辺部分(外側)を構成する硬くて緻密な骨で緻密骨とも呼ばれています。
皮質骨の内側にあり、スポンジ状のやわらかい骨です。インプラント治療の際には海綿骨の固さも、治療を行うに重要なポイントとなります。
上顎の奥歯付近の鼻の横にある大きな空洞の部分。奥歯等にインプラントを植立する際に、上顎の骨が薄いとフィクスチャー(インプラント体)が上顎洞に貫通してしまい、治療が困難になる場合もあります。その場合、サイナスリフトを行いインプラントを植立するスペースを確保して治療を行います。
欠損してしまった、天然歯の代用となるインプラント(人工歯根)を埋入する為の手術。方法はアバットメントの連結部分を歯肉の表面に出しす1回法と、フィクスチャーを粘膜内に完全に埋入して2回目の手術でアバットメントとの連結部を露出し連結する2回法に分かれます。
1952年にスウェーデンのブローネマルク教授により偶然発見された、チタンという金属が骨と直接結合し固定される現象をオッセオインテグレーションと呼びます。現在のインプラント治療は、このオッセオインテグレーションを応用した治療システムが殆どです。
GBR法(骨再生療法)は、インプラント治療を行う際、インプラントを埋入する部分の骨が足りない場合に、顎の骨を再生させる方法です。GBR法は、インプラントを埋入する前に処置をする方法とインプラント手術の際に同時に行う方法があります。 事前に行う方法の場合は、骨に吸収しないメンブレンを骨に置き骨が再生されてからメンブレンを取り出し、インプラント治療を行います。 インプラント手術の際に同時に行う方法の場合は、主にコラーゲンから出来ている骨に吸収されるメンブレンを使用し、インプラント埋入と同時に処置をします。
オステオトーム法(ソケットリフト法)はインプラントを埋入する骨の高さが充分にない場合にオステオトームという器具を利用して上顎洞を挙上する方法です。しかし、この方法が適用されるには骨の厚みが最低4mm以上必要になり、この条件を満たさない場合はサイナスリフト法を行います。
サイナスリフト法は、上顎洞と上顎との距離が狭くオステオトーム法を行えない場合に上顎洞を拳上する方法です。オステオトーム法との違いは、骨移植を行い不足している骨を補強する点です。
最近では、狂牛病やヤコブ病への感染を避けるために他動物の移植材は使用せずに、主に腸骨等自身の骨を移植します。骨の移植には麻酔を使用して手術を行うので、痛みを感じることは殆どありません。
インプラント等でできたキズの治りを、大きく改善する方法です。
もともと人の持っている自然治癒力を利用します。自然治癒力は血液中の成分であるプレタレートに依存しています。遠心分離により患者さんの血液から抽出されたプレタレートをキズに置くことで傷の治りを格段に早くします。
インプラント治療の手術は院内感染の防止・予防の為、より安全な環境で手術を行う為にオペ室で手術を行う事があります。オペ室を完備している医院の場合は、専用の設備を用いて室内の空気中に含まれる細菌や浮遊塵埃を減らし、常に清潔な状態に保たれております。
オペ室を持たない医院でも、大学病院のオペ室などで使用されている空気清浄機を導入し空気を清潔にし、手術の事前に院内を清掃してオペを行います。
又、手術に使用されるオペ着や手袋、専用の器具等は使い捨てのものが大半で常に清潔な状態で手術を行います。
このような設備の代金も治療費に含まれる為、インプラント治療は比較的高価な治療になりますが、安心して治療を行う為にとても重要な要素になります。
インプラント治療を行う前の診断の際に、より正確な検査としてCTスキャンによる顎の撮影を行う場合があります。CTスキャン(コンピュータ断層撮影)はX線とコンピュータを使ってからだの断面を輪切りにして検査することが可能です。通常のレントゲン撮影の場合は平面的に歯の様子を診断することしか出来ませんが、CTスキャンの場合は立体的に診断することが出来ます。
SIM/PLANTは、CTスキャンのデータをインプラント治療専用に解析する代表的なソフトです。顎の骨の様子を立体的に解析するだけではなく、埋入するインプラントの長さや角度等を具体的にシュミレーションすることが可能になります。
インプラント手術の際に、患者さんの脈拍・血圧・心電図を確認する為のモニター。安全な環境で手術を行う為に必要な設備になります。
オステオトーム法(ソケットリフト法)はインプラントを埋入する骨の高さが充分にない場合にオステオトームという器具を利用して上顎洞を挙上する方法です。しかし、この方法が適用されるには骨の厚みが最低4mm以上必要になり、この条件を満たさない場合はサイナスリフト法を行います。
空気清浄機にも様々な種類があります。一つは、皆さんがご家庭で使用している家庭用空気清浄機、もう一つは病院や歯科医院、食品工場等で使われる業務用の空気清浄機です。
ここで言う空気清浄機は医療用のもので、一般的には治療室やオペ室に設置され空気中の細菌やホコリ等を吸い取り綺麗にする設備です。
インプラント治療の際に、新しくなる歯の部分。通常は、2次オペでアバットメントを立てた後に仮の上部構造を取りつけ、咬み合わせ等の機能性と全体的な審美性を加味して調整を行い最終調整を行います。上部構造の素材は、天然歯の色に近いセラミック製のものが殆ど。
インプラント治療を行うにあたって、充分な骨の幅や高さがない場合に行われるGBR法(骨再生療法)に使われる膜。
メンブレンは、コラーゲンから出来ている骨に吸収されるものと、骨に吸収されないものの2タイプあり、患者さんの症状や手術の方法により使い分けられます。どちらも、不足している骨を再生される為に使用しています。
一般的に歯ぐきと呼ばれている、歯根を取り囲んでいる部分。 インプラント治療の場合、歯肉を切開する時や治療後の審美性等に大きく関わる部分で、顎の骨と同じ位大切な部分です。
骨の周辺部分(外側)を構成する硬くて緻密な骨で緻密骨とも呼ばれています。
皮質骨の内側にあり、スポンジ状のやわらかい骨です。インプラント治療の際には海綿骨の固さも、治療を行うに重要なポイントとなります。
上顎の奥歯付近の鼻の横にある大きな空洞の部分。奥歯等にインプラントを植立する際に、上顎の骨が薄いとフィクスチャー(インプラント体)が上顎洞に貫通してしまい、治療が困難になる場合もあります。その場合、サイナスリフトを行いインプラントを植立するスペースを確保して治療を行います。
欠損してしまった、天然歯の代用となるインプラント(人工歯根)を埋入する為の手術。方法はアバットメントの連結部分を歯肉の表面に出しす1回法と、フィクスチャーを粘膜内に完全に埋入して2回目の手術でアバットメントとの連結部を露出し連結する2回法に分かれます。
1952年にスウェーデンのブローネマルク教授により偶然発見された、チタンという金属が骨と直接結合し固定される現象をオッセオインテグレーションと呼びます。現在のインプラント治療は、このオッセオインテグレーションを応用した治療システムが殆どです。
GBR法(骨再生療法)は、インプラント治療を行う際、インプラントを埋入する部分の骨が足りない場合に、顎の骨を再生させる方法です。GBR法は、インプラントを埋入する前に処置をする方法とインプラント手術の際に同時に行う方法があります。 事前に行う方法の場合は、骨に吸収しないメンブレンを骨に置き骨が再生されてからメンブレンを取り出し、インプラント治療を行います。 インプラント手術の際に同時に行う方法の場合は、主にコラーゲンから出来ている骨に吸収されるメンブレンを使用し、インプラント埋入と同時に処置をします。
オステオトーム法(ソケットリフト法)はインプラントを埋入する骨の高さが充分にない場合にオステオトームという器具を利用して上顎洞を挙上する方法です。しかし、この方法が適用されるには骨の厚みが最低4mm以上必要になり、この条件を満たさない場合はサイナスリフト法を行います。
サイナスリフト法は、上顎洞と上顎との距離が狭くオステオトーム法を行えない場合に上顎洞を拳上する方法です。オステオトーム法との違いは、骨移植を行い不足している骨を補強する点です。
最近では、狂牛病やヤコブ病への感染を避けるために他動物の移植材は使用せずに、主に腸骨等自身の骨を移植します。骨の移植には麻酔を使用して手術を行うので、痛みを感じることは殆どありません。
インプラント等でできたキズの治りを、大きく改善する方法です。
もともと人の持っている自然治癒力を利用します。自然治癒力は血液中の成分であるプレタレートに依存しています。遠心分離により患者さんの血液から抽出されたプレタレートをキズに置くことで傷の治りを格段に早くします。
インプラント治療の手術は院内感染の防止・予防の為、より安全な環境で手術を行う為にオペ室で手術を行う事があります。オペ室を完備している医院の場合は、専用の設備を用いて室内の空気中に含まれる細菌や浮遊塵埃を減らし、常に清潔な状態に保たれております。
オペ室を持たない医院でも、大学病院のオペ室などで使用されている空気清浄機を導入し空気を清潔にし、手術の事前に院内を清掃してオペを行います。
又、手術に使用されるオペ着や手袋、専用の器具等は使い捨てのものが大半で常に清潔な状態で手術を行います。
このような設備の代金も治療費に含まれる為、インプラント治療は比較的高価な治療になりますが、安心して治療を行う為にとても重要な要素になります。
インプラント治療を行う前の診断の際に、より正確な検査としてCTスキャンによる顎の撮影を行う場合があります。CTスキャン(コンピュータ断層撮影)はX線とコンピュータを使ってからだの断面を輪切りにして検査することが可能です。通常のレントゲン撮影の場合は平面的に歯の様子を診断することしか出来ませんが、CTスキャンの場合は立体的に診断することが出来ます。
SIM/PLANTは、CTスキャンのデータをインプラント治療専用に解析する代表的なソフトです。顎の骨の様子を立体的に解析するだけではなく、埋入するインプラントの長さや角度等を具体的にシュミレーションすることが可能になります。
インプラント手術の際に、患者さんの脈拍・血圧・心電図を確認する為のモニター。安全な環境で手術を行う為に必要な設備になります。
オステオトーム法(ソケットリフト法)はインプラントを埋入する骨の高さが充分にない場合にオステオトームという器具を利用して上顎洞を挙上する方法です。しかし、この方法が適用されるには骨の厚みが最低4mm以上必要になり、この条件を満たさない場合はサイナスリフト法を行います。
空気清浄機にも様々な種類があります。一つは、皆さんがご家庭で使用している家庭用空気清浄機、もう一つは病院や歯科医院、食品工場等で使われる業務用の空気清浄機です。
ここで言う空気清浄機は医療用のもので、一般的には治療室やオペ室に設置され空気中の細菌やホコリ等を吸い取り綺麗にする設備です。
右上2番が外れて来院しました。
応急意処置として両隣の歯に外れた歯を固定しました。
この歯はかぶせ物と歯の間から虫歯が進行して、その虫歯が歯肉の中まで及んでいました。
残念ながら保存不可能です。
後日抜歯後即時埋入による治療計画を立てました。
右上2番が反対側の同名歯に比べて短いことが分かります。。
むし歯が歯肉縁下まで及び保存不可能なことがわかります。
切開(歯肉を切る)することなく埋入するため、術後腫れ、痛みが全くなく経過しました。
インプラント埋入時にトルク値(ねじる力)とペリオテスト値(揺れ)を計測し、一定条件をクリアーすると即時に力をかけることが可能となります。

患者様は術後、来院回数は消毒、印象、セットと3回で治療は終了となります。
短かった歯が長くなり反対側の同名歯と歯肉の高さが同じ高さになり審美的にも回復していることがわかります。
この患者様の治療で注意しなければならないことは、患者様が前歯部で咬む癖があったということです。 それは前歯部で噛みやすいのではなく、臼歯部に問題があり奥歯で咬みづらかったことが原因です。 専門的に言うと、チューイングサイクルにおける後方の干渉が認められました。 臼歯部の調整をおこたると、インプラントの予後は期待できません。 歯科治療において全体のバランスの歪みが原因でその部位に問題を起こすことが少なくありません。 一口腔単位の治療が重要視されるのはそういう理由です。
【1】下顎の大臼歯が虫歯のため保存不可能であることがわかります。 インプラントの抜歯即時埋入、即時負荷の計画をたてました。
【2】抜歯した状態。6近心根が抜歯時破折してまだ残っています。無理に周りの骨を削って抜歯すくのではなく、インプラント床形成後に抜歯するのが最も低浸襲といえるでしょう。
【3】インプラント埋入後仮の土台をたてました。ぺリオテスト値が即時負荷をかけるために十分な値が得られました。抜歯即時、即時負荷へ移行していきます。
【4】インプラント周囲に骨補填材を填入した状態です。そして縫合しました。インプラント埋入後即時に仮歯を装着することが可能となります。
【5】仮歯を装着して創面をパックした状態。パックは約1週間で除去します。
【6】抜歯即時埋入後約2ヶ月で印象採得し、最終補綴物が装着されました。インプラント埋入後即時負荷することで、治療期間中一定のQOLが維持されました。治療回数は4回ですみました。
【1】 インプラントブリッジは7年以上前に当院で治療しました。良好に経過していることがわかります。 残念なことに無理に残した近心の天然歯が歯槽膿漏で咀嚼障害を主訴として来院されました。
【2】術前の状態。
【3】 粘膜を剥離した状態。周囲の骨が大きく欠損していることがわかります。
【4】 CTを併用して骨形態を把握して直視下でインプラントを理想的な位置に埋入していきます。
【5】 インプラントに装着されていたマウントジグをはずした状態。埋入深度は舌側の骨頂を基準にしています。抜歯即時埋入は低位埋入が基本です。
【6】 骨補填材を填入した状態。骨補填材の配合比率を工夫することと、HAインプラントを用いることで、難症例の抜歯即時埋入がきわめてシンプルで予知性の高いものとなります。
【7】 縫合した状態。不良肉芽組織が多い場合減張切開を必要とせず自然に閉じることが可能です。
【8】 インプラント埋入後約3ヶ月の状態。きれいに治癒しています。
【9】 粘膜を剥離した状態。【5】に比べインプラント周囲は骨様組織に覆われていることがわかります。
【10】 抜歯即時埋入後約4ヵ月後に最終補綴物を装着しました。審美的にも、機能的にも満足いく結果が得られました。そして治療期間中痛み、腫れが全くなかったことを患者様は喜んでいました。インプラント治療は担当する歯科医師によって戦略が大きく変わってきます。
【11】 術後5ヶ月のCT像。インプラント頬側の骨様組織が維持されていることがわかります。CT像でインプラントの良好な予後が期待できます。
【1】 近心頬側の歯根が破折しているため頬側歯肉の腫脹を繰り返しました。歯根破折は抜歯の適応症です。抜歯即時埋入によるインプラント治療の計画をたてました。
【2】抜歯後の状態。下顎大臼歯の抜歯即時埋入は中隔にインプラントを埋入していくことが基本となります。
【3】 インプラントを埋入した状態。インプラント体から抜歯窩側壁までの距離をジャンピングディスタンスといいます。骨伝導能を有するHAインプラントはこのジャンピングディスタンスに自由度があることが大きな特徴といえるでしょう。チタンインプラントの場合2mmが限界といわれています。抜歯即時埋入はインプラントの埋入位置と埋入深度が成功のポイントとなります。
【4】 インプラント埋入後縫合した状態。抜歯後の自然治癒のメカニズムを利用して治癒を待ちます。
【5】 インプラント埋入後10日の状態。治癒が良好とはいえませんがこのまま経過観察をします。
【6】 インプラント埋入後2ヶ月の状態。良好に治癒しています。インプラントのカバースクリューが露出したままでしたが、感染することもなく経過することがほとんどです。
【7】 粘膜を剥離した状態。インプラント周囲が骨様組織に覆われていることがわかります。【3】と比較。
【8】 インプラントに最終補綴物が装着された状態。審美的、機能的回復が認められます。
【9】インプラントのアバットメントを外した状態。インプラント周囲の粘膜が良好に治癒していることがわかります。【5】と比較。審美領域も臼歯部においても細い中空のアバットメントを装着してその弾性を利用してインプラント体から力を逃がすコンセプトはかわりません。インプラント周囲の歯肉縁形態は補綴物により決定することになります。
【10】術前のX線写真。歯根破折により透過像が認められます。
【11】インプラント埋入から4ヵ月後のX線写真。まだインプラント周囲の骨補填財と骨がなじんでいませんが臨床上問題なく経過すると思われます。
【12】埋入後10ヵ月後のCT像。インプラント周囲は骨様組織におおわれていて、今後良好な予後が期待できます。
【1】 歯肉縁下カリエスのため良好な予後が望めません。抜歯してインプラント治療を計画しました。患者様は術後2週間後に約2週間の海外旅行の計画が入っていました。その旅行中も安心し食事ができることを望んでいました。
【2】抜歯して根尖から上顎洞を挙上するサイナスリフトへ移行していきます。
【3】 インプラントを同時埋入するため慎重に上顎洞を挙上していきます。
【4】 インプラント埋入後ペリオテスト値、埋入トルク値が条件をクリアーしたので、ジンジバルカフを稙立して即時負荷していきます。この時点でインプラントの抜歯即時埋入、即時負荷、サイナスリフトのコンビネーションとなります。
【5】プロビジョナルを装着します。インプラントに負荷をかけていますが、側方力を排除することがポイントとなります。
【6】 海外旅行も楽しく過ごし、術後約8週の状態。インプラントに即時負荷したため2次手術は必要ありません。インプラント周囲の粘膜が良好に治癒していることがわかります。
【7】 天然歯とインプラントをピックアップ印象していきます。
【8】 インプラントに最終補綴物を装着して1年半後の咬合面観。安定した状態を保っていて、今後良好な予後が期待できます。治療費をワンプライスに設定しているのは、このような複合技でも通常の成熟側のインプラント埋入と同等の難易度と考えているからです。
【9】 術前のレントゲン像。インプラントを埋入するためにはサイナスリフトが必要であることがわかります。
【10】術後のレントゲン像。上顎洞がドーム状に挙上され、インプラントが埋入されました。
【11】術後1年半のCT像。インプラント周囲に骨欠損は認められません。サイナスリフトにより造骨された部位も、安定しています。
【12】矢状面のCT像。上顎洞は含気空洞のためドーム状に挙上された部位が吸収して自然な形態になってきています。【10】と比較
【1】患者様は咬合力が強く、オクルーザーで測定すると約1000Nあります。最後臼歯部に違和感を主訴に来院。近心根頬側に約10mmのポケット認められました。歯根破折と診断して抜歯してインプラントを2本埋入する計画をたてました。
【2】抜歯した状態。近心根頬側の骨が大きく欠損していることがわかります。6は成熟側のインプラント埋入、7は抜歯即時埋入によるインプラントの埋入となります。
【3】 インプラント埋入時、ペリオテスト値、埋入トルク値が一定条件をクリアーしましたので、インプラント体にジンジバルカフを装着して即時負荷へと移行していきます。
【4】プロビジョナルを装着した状態。インプラントに側方力がかからないようにプロビジョナルを調整します。
【5】 インプラント埋入後約8週の状態。インプラント周囲の歯肉の高さが多少退縮しています。
【6】 ジンジバルカフを外した状態。インプラント周囲の粘膜は良好に治癒しています。
【7】 インプラントに最終補綴物を装着して機能的回復がなされました。【5】からの歯肉縁形態の変化を参考にしてください、S先生。インプラント周囲の歯肉縁形態は補綴物によって決定していきます。
【8】 インプラント埋入後2週間のデンタルX線像。
【9】インプラント埋入後約8週のデンタルX線像。6インプラント周囲に骨欠損が認められます。抜歯即時埋入により埋入したインプラント周囲より、成熟側に埋入したインプラント周囲に骨吸収が認められます。さて、何故でしょう?
【10】インプラントに補綴物装着後4ヶ月のX線像。吸収したインプラント周囲の骨が回復してきています。ただ、この症例ではいわゆるリモデリング、ソーサリング現象が認められます。インプラント周囲の骨にリモデリング、ソーサリング現象が認められる場合と、そのような現象が認められない場合があります。何故か?私なりの考えはありますが・・・・。
歯槽膿漏で上顎の歯全て保存が難しい状態でした。
もちろんオリジナルテクニックを駆使しています。 歯肉の高さも連続性が保たれ、審美的、機能的回復が認められます。
上顎で7本、全顎で9本のインプラントが埋入されています。
歯冠乳頭が美しく形成されていることがわかります。
術前歯が歯肉から飛び出た状態でしたが、GBRによりインプラント周囲は骨様組織に覆われているのがわかります。
歯槽膿漏のため歯を保存することが難しい状態でした。 インプラント治療を希望していると言うことで他医院からの紹介で来院されました。
上顎7本、下顎1本のインプラントが埋入されていることがわかります。
この患者様の治療は約10ヶ月で終了しています。 下顎はアーチが狭窄していましたので簡単な矯正治療も行っています。
2つの症例との上顎の歯を全部抜いてインプラントにしていますが、治療期間中も入れ歯にすることなく、一定のQOLを維持して治療が進められました。
私たちは患者様の治療の結果のみならず、その過程も大切に考えています。
自然治癒により、健康な歯肉に回復しております。 その日に土台を建てたので、二次手術が必要ありませんでした。
※痛みもなく早く噛めるようになり、患者さんは非常に満足しております。
上顎インプラントによるフルブリッジの症例です。 患者様はインプラントに関する一般向けの本をお書きになるぐらいインプラント治療を専門におやりになっている先生からのご紹介でした。 患者様は長期総義歯を装着されており顎提がほとんど吸収してしまい、CTの診断でも歯槽骨がナイフエッジ状になりインプラントを埋入することが非常に難しい状態でした。 またご高齢であることより無理な手術は回避して治療を進めなければなりませんでした。 ピンポイントでの埋入が必須となります。
【1】 インプラント補綴物完成時の咬合面観。アーチのせまさがお分かり頂けると思います。
【2】 インプラント補綴完成時の正面観。キー&キーウエイのアタッチメントが1箇所入っています。その理由は・・・・・・・。
【3】インプラント補綴装着時の正面観。歯肉補綴を行い審美性を獲得しています。下顎の治療はご紹介してくださった先生が行う予定です。
とにかく難しい症例でした。患者様にインプラントで義歯を固定する方法を提案しましたが、ご本人とご紹介の先生の強い希望でインプラントのフルブリッジで治療していくことになりました。治療が終了時に頑固な肩こりがとれた報告を受け、私自身も義歯にしないでインプラントフルブリッジして本当によかったと思っています。
上顎5|6にインプラントを埋入することを希望して当院を来院されました。 右上6は上顎洞まで約1mmしか距離がありません
上顎洞挙上術と同時にインプラントが埋入されました。
4,7間が狭く難しい治療でしたがバランスよく歯を入れることができました。
インプラント周囲が骨様組織に囲まれて良好に経過していることがわかります。
この患者様は銀座の歯科医院で受診されてました。
その歯科医院では大変な難症例で、入院しないだけ良いと思ってほしいと言われたそうです。
治療費も180万と言われたそうです。
当医院では33×2=66万とPRPの2万円で、68万で済みました。
術後全く腫れ、痛みがなく、患者様は感動していました。
歯科医院によりこれだけ治療方針、治療費が異なります。
なお、当医院ではインプラントを含め、最高の材料を使用しています。
自然な感じに歯が入っていることがわかります
インプラント周囲は骨様組織に囲まれ、良好に経過しています。
頬側に全く骨がありません。インプラント埋入と同時にGBRを行いました。
インプラントは骨様組織に囲まれている。 GBRにより骨造成された部位も良好に経過していることがわかります。 GBRも基本的にワンプライスです。 ただし、高額なメンブレンを使用する場合のみ別途材料費が発生します。
【1】右上臼歯部が重度の歯槽膿漏で咀嚼障害を主訴として当院を来院されました。 保存不可能な歯槽膿漏の歯を合抜歯してインプラントを3本埋入する計画を立てました。
【2】抜歯後1ヵ月後のオルソパントモ像。骨頂から上顎洞までの距離は2~3mmでサイナスリフトの症例です。。
【3】抜歯後1ヶ月、術前のの咬合面観。
【4】粘膜を剥離した状態。グロテスクなので画像をモノクロに修正しました。
【5】歯槽頂から上顎洞をオステオトームにて約10mm挙上してインプラントを慎重に埋入していきます。 歯槽頂アプローチのサイナスリフトは低浸襲で、痛み、腫れを最小限に抑えることが可能です。
【6】インプラントを埋入した状態。頬側に骨が不足いている部位があるので、GBR法を併用しました。 サイナスリフト、GBRのコンビネーションによるインプラント同時埋入です。
【7】縫合した状態。2次手術まで約4ヶ月インプラントが骨と結合するのを待ちます。
【8】術後約5ヵ月後。インプラントに最終補綴物が装着されました。補綴物は連結することなく単独補綴してあります。 HAインプラントを用いることにより、骨頂から上顎洞までの距離が2~3mmの難症例にもかかわらず、痛み、腫れがなく短期間で治療を終了することが可能です。 難症例といわれているサイナスリフトの症例ですが追加費用はかかりません。
【9】術後2年のCT像。挙上されたインプラント周囲の骨が安定していることがわかります。 またぺリオテスト値が-6でサイナスリフトで骨造成されて部位とインプラントが強固に結合していることがわかります。CT像を青色にしてみました。
【1】長期間歯が欠損したまま放置されると、歯槽骨が吸収してしまい、インプラントを埋入するのに不利な環境になってしまいます。この症例では歯槽骨を分割してインプラントを埋入する計画をたてました。
【2】粘膜を剥離した状態。インプラント埋入には十分な骨幅とはいえません。
【3】歯槽骨にスリットを入れて歯槽骨を分割していきます。下顎の骨は硬いので頬側骨板がとばないように慎重に拡大していきます。
【4】ボーンエキスパンダーを併用してインプラント床を形成しました。インプラント埋入の十分な環境が整いました。
【5】インプラントを埋入した状態
【6】縫合した状態
【7】インプラント補綴装着時の側方面間。歯槽骨を広げることによりインプラント周囲のメンテナビリティーが向上します。
【8】インプラント補綴装着時の咬合面観。
【9】術後2のCT像です。インプラント周囲は健全な骨に囲まれ、長期維持、安定していくことが予想されます。
【1】術前の状態。他院で治療していましたが痛みがひかず、当院に来院されました。歯槽膿漏と根尖病巣がひどく保存不可能な状態でした。抜歯してインプラント治療の計画をたてました
【2】抜歯して1ヶ月の状態。無理な延命処置により歯槽骨が吸収してしまい、抜歯後の治癒が良好とはいえません。
【3】インプラント埋入のため粘膜を剥離した状態。歯槽骨が狭窄しています。
【4】スプリットクレストテクニックにより、歯槽骨を拡げていくことにより、インプラント埋入が可能となります。
【5】抜歯窩周囲の骨が大きく吸収していることがわかります。根尖部からサイナスリフトをおこないます。
【6】インプラントを埋入します
【7】HAメンブレンテクニックによりGBRをおこないます。スプリットクレスト・サイナスリフト・GBRのトリプルコンビネーションの処置となります。
【8】インプラント埋入後縫合した状態。
【9】インプラント2次手術時。術前の状態に比べ狭窄していた歯槽骨がスプリットクレストにより拡大されています。【3】と比較
【10】GBRによりインプラント周囲に骨が再生されています。【5】と比較
【11】インプラントに最終補綴物が装着された状態。
【12】最終補綴物咬合面観。スプリットクレスト・サイナスリフト・GBRを同時に行うことにより、治療期間を短縮することが可能となります。
【1】小臼歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院されました。歯根破折によるものです。欠損している大臼歯部成熟側のインプラント埋入と小臼歯部抜歯即時埋入インプラントの計画をたてました。
【2】抜歯後粘膜を剥離した状態。頬側の骨が歯根破折により大きく欠損していることがわかります。
【3】舌側の舌下動脈、オトガイカ下動脈の位置を確認して舌側よりにインプラントを埋入することが一番安全、確実な手技といえるでしょう。
【4】インプラントを埋入した状態。頬側が大きく露出していることがわかります。
【5】骨補填材をインプラント周囲に填入した状態。
【6】HAメンブレンテクニックによりGBRをおこないます。抜歯即時埋入とHAメンブレンテクニックのコンビネーションとなります。
【7】インプラント埋入後、縫合した状態。
【8】2次手術時。粘膜を剥離した状態。インプラント周囲に骨用組織が再生されています。【4】と比較
【9】最終補綴物装着時。天然歯、インプラントとも機能的、審美的な補綴物が装着されました。
【10】初診時のレントゲン像。小臼歯部に透過像が認められ、保存不可能なことがわかります。
【11】インプラント埋入後1ヶ月のレントゲン像。大臼歯部インプラント遠心の骨が吸収してきてます。
【12】補綴物装着後6か月後のレントゲン像。吸収したインプラント遠心の骨が回復してきてます。その理由は・・・・・・。 インプラントロジーに今回執筆した内容で、インプラント周囲の骨が回復してくる症例に反響が多いようなのでそのような症例を意識的にサイトにアップしていこうと思います。
【13】術後1年のCT像。HAメンブレンテクニックによGBRにより骨造成された部位は良好な予後が期待できそうです。
【1】 小臼歯部の歯肉の腫脹を主訴として来院されました。歯根破折によるものです。欠損している大臼歯部成熟側のインプラント埋入と小臼歯部抜歯即時埋入インプラントの計画をたてました。
【2】 抜歯後粘膜を剥離した状態。頬側の骨が歯根破折により大きく欠損していることがわかります。
【3】 舌側の舌下動脈、オトガイカ下動脈の位置を確認して舌側よりにインプラントを埋入することが一番安全、確実な手技といえるでしょう。
【4】インプラントを埋入した状態。頬側が大きく露出していることがわかります。
【5】 骨補填材をインプラント周囲に填入した状態。
【6】 HAメンブレンテクニックによりGBRをおこないます。抜歯即時埋入とHAメンブレンテクニックのコンビネーションとなります。
【7】 インプラント埋入後、縫合した状態。
【8】 2次手術時。粘膜を剥離した状態。インプラント周囲に骨用組織が再生されています。【4】と比較
【9】最終補綴物装着時。天然歯、インプラントとも機能的、審美的な補綴物が装着されました。
【10】初診時のレントゲン像。小臼歯部に透過像が認められ、保存不可能なことがわかります。
【11】インプラント埋入後1ヶ月のレントゲン像。大臼歯部インプラント遠心の骨が吸収してきてます。
【12】補綴物装着後6か月後のレントゲン像。吸収したインプラント遠心の骨が回復してきてます。その理由は・・・・・・。 インプラントロジーに今回執筆した内容で、インプラント周囲の骨が回復してくる症例に反響が多いようなのでそのような症例を意識的にサイトにアップしていこうと思います。
【13】術後1年のCT像。HAメンブレンテクニックによGBRにより骨造成された部位は良好な予後が期待できそうです。
【1】 前歯部のブリッジが歯肉縁下カリエスと重度歯周病の合併症で保存が難しい状態でした。抜歯してインプラント埋入の計画をたてました。審美領域のインプラント埋入はステッピングストーンズプレイスメントが基本となり、補綴はブリッジ形態となります。
【2】3本天然歯を抜歯して側切歯部にインプラントを埋入していきます。下顎側切歯部も舌下動脈、オトガイカ下動脈が近接している場合がありインプラント埋入にあたり舌側の自由度が少ない場合があります。
【3】 抜歯後粘膜を剥離した状態。骨がナイフエッジ状に吸収している部位が認められます。
【4】 抜歯窩にインプラントを埋入した状態。予後不良の予想される歯の抜歯をあまり引き伸ばさないことが低浸襲のインプラント埋入を可能とします。
【5】 顎提がナイフエッジ状の骨をPRPを使用したHAメンブレンテクニックによりGBRを行います。インプラント埋入部位以外も顎提の幅を拡げ補綴物装着時、メンテナンスしやすい環境を整える準備をします。
【6】 インプラント埋入と同時にGBRを行い縫合した状態。
【7】 インプラント埋入後3ヶ月、2次手術時。顎提の幅が拡大され骨様組織の連続性が確保できました。【4】と比較
【8】インプラント補綴装着時。審美的のみならず、顎提を拡ることでインプラント補綴をメンテナンスしやすい形態になっています。なお、PRPを使用したHAメンブレンテクニックは予知性が高く、通常の成熟側の埋入と同等の難易度であると考え別途費用はかかりません。
【1】 歯根破折による咬合痛を主訴として当院に来院。当日抜歯を行い後日インプラントを埋入する計画をたてました。インプラント埋入術前の状態
【2】粘膜を剥離してオステオトームにより上顎洞を挙上していきます。
【3】 インプラントを埋入した状態。抜歯早期埋入も基本的には抜歯即時埋入と同じく低位埋入をとなります。頬側、口蓋側に骨がなく2壁性の骨欠損の状態でした。
【4】 HAメンブレンテクニックによりGBRを行います。インプラント埋入と同時にGBRを行うことで治療期間の短縮が可能となります。
【5】縫合した状態。
【6】術後10日の状態。治癒は良好とは言えません。
【7】 術後20日の状態。良好に治癒しています。HAメンブレンテクニックは軟組織の治癒に問題が起きても、成熟側と同等の成功率が期待できるGBRテクニックと考えてよさそうです。
【8】 インプラント埋入後4ヶ月で2次手術へ移行します。粘膜を剥離するとカバースクリューを覆い骨様組織が確認できました。【3】と比較。
【9】 インプラント周囲の骨整形を行います。頬側のみならず口蓋側にも骨様組織が確認できます。。【3】と比較
【10】インプラントに最終補綴物を装着した状態。審美的、機能的回復がなされています。なぜ歯根破折したのか?・・・・。その問題を解決しないとこのインプラントの長期維持、安定は期待できません。問題は下顎6のC斜面にありました。チューイングにおける開口時の平衡側の干渉です。そこを見落とすと、せっかくの治療が無駄になる可能性があります。
【11】初診時レントゲン像。歯根破折による透過像が認められます。
【12】インプラント埋入後のレントゲン像。インプラント埋入と同時にサイナスリフトにより上顎洞が挙上されています。
【13】術後6ヶ月のCT像。挙上された上顎洞は安定しています。GBR,サイナスリフトをインプラント埋入と同時に行いましが、追加料金は発生しません。このような症例も通常の成熟側のインプラント埋入と同等の難易度と考えています。
術後15年のエックス線像。 HAインプラントは長期的にも良好な予後が期待できます。骨質が悪い上顎においても埋入された12本すべて失われることなく機能しています。
インプラント治療が普及してさまざまなテクニックが考えられてきました。 日本でもインプラント治療は歯科治療の中核を担うようになってきています。 そんな、歯科治療に溶け込んだインプラント治療ですがまだわからないlことがあることも事実です。 天然歯とインプラントを同列に考えなくてはいけない面と、インプラント特有の面があります。 どんなにインプラントが進化しても異物であることにかわりはなく、生物学的ルール“生体は外肺葉系由来の組織に囲まれる”という大原則を崩している事実はかわりません。 当然天然歯の歯周組織とインプラント歯周組織は異なるものと考えるべきでしょう。 症例を診てインプラント周囲の歯周組織を考えて見ましょう。
平成12年サイナスリフトと同時にHAインプラントを埋入しました。インプラント埋入後5ヶ月で最終補綴物を装着しました。補綴物を装着後無断キャンセルにより患者様の来院が途絶えました。インプラント補綴を含めかみ合わせの調整の予定があり、何度かリコールの連絡をしましたが来院は途絶えたままでした。
平成17年にメンテナンスのため来院されました。そのときのレントゲン写真です。インプラント周囲の骨が吸収してきている透過像が認められます。このままではこのインプラントの良好な予後は期待できません。インプラント補綴を含めかみ合わせ全体の調整の処置をしました。患者様は口腔清掃状態は良好でした。
平成19年来院時のレントゲン写真。インプラント周囲の骨が認められます。平成17年にインプラント補綴を含め咬合調整による力のコントロールをしたことにより、インプラント周囲の骨が回復してきています。病原微生物の感染に力要素が伴い周囲の骨が吸収していく天然歯と、力の要素だけで周囲の骨が変化していくインプラントは全くべつものと考えてよさそうです。その違いを理解するとでインプラント周囲の歯肉縁形態の考え方と、インプラント補綴の形態が見えてくるのです。
HAインプラントの特徴として、骨伝導能、骨との強固な結合(バイオインテグレーション)が考えられます。当院ではそのHAインプラントの特徴をを利用して、抜歯即時埋入、サイナスリフト、GBRを臨床応用しています。 HAインプラントは骨と強固にインテグレーションすることで、骨質のを問わず安心して利用できる利点があるといえるでしょう。 ただし、その長期予後を疑問視する臨床家がいることも事実です。HAインプラントの長期予後の症例を通してHAインプラント、インプラント周囲組織について考えてみようと思います。
【1】 私が開業する以前にインプラントを埋入しましたので、術後3年からのレントゲン写真となります。最後臼歯部遠心に骨が吸収が認められます(↑)。患者様は咬合力が強くオクルーザーで測定すると約1000Nあります。一般的にインプラントが耐えうる咬合力は800Nまでといわれています。
【2】 術後7年。インプラント周囲の骨が回復してきていることがわかります。何故インプラント周囲の骨が回復してきたのでしょうか?それは何故術後3年でインプラント周囲に骨吸収が認められたか?と関係してきます。術後3年、右側の臼歯部のインプラント治療のため約6ヶ月左のみで咬んでいまいた(以前は抜歯即時埋入の概念がなく治療が長期化してました)。そして左右のバランスが保たれ、咬合おちつくことでインプラント周囲の骨が回復してきたと考えてよさそうです。
【3】 術後13年のレントゲン像。さらにインプラント周囲の骨の回復が認められます。インプラント周囲で骨が生き物のように変化していく現象は天然歯には認められない現象です。このような変化はHAインプラントに特化した現象なのか、チタンインプラントでも見られる現象なのかはわかりません。インプラント周囲に生物学的幅径が存在して、上皮性付着、結合組織性付着が存在するとしたら、このようなインプラント周囲の骨の変化は考えづらい現象と言えるでしょう。
【4】最後臼歯インプラントのCT像。インプラントは骨に囲まれ、今後も良好な予後が期待できます。
咬合力が約1000Nある患者様の長期予後からHAインプラントの予知性の高さがうかがえます。また、咬合力の強い場合、HAインプラントの適応症といえるでしょう。インプラントロジストには力のコントロールに対する高い認識と、技術が要求されます。 インプラント周囲の骨吸収が、ほとんどペリオ的な視点から論じられることに違和感を感じているのは、私だけではないと思います。
サイナスリフトのラテラルアプローチはフラップを大きく剥離し浸襲が大きい手法といえます。私はほとんどの場合歯槽頂からアプローチしてインプラントを同時埋入する手法を選択しています。低浸襲で術後約4ヶ月で2次手術にとりかかれる利点があります。
【1】 重度歯周病により保存不可能な状態です。エムドゲインによる再生療法を試みましたが予後不良のため、抜歯してインプラント埋入の計画をたてました。抜歯即時埋入とサイナスリフトのコンビネーションとなります。
【2】 長さ13mmのインプラントを埋入して、約10mm上顎洞を挙上していきます。歯槽頂アプローチのサイナスリフトと抜歯即時埋入のコンビネーションテクニックは低浸襲で痛み、腫れがほとんどありません。
【3】 最終補綴物装着後約1年のX線像。【3】で認められる骨補填財の像が自然な骨の像に変化してきています。ほとんどがサイナスリフトした骨で支えられていますが、ペリオテスト値ー6で良好な予後が期待できます。
【4】CT像。インプラントは骨様組織に囲まれて、今後良好な予後が期待できます。HAインプラントを用いた歯槽頂アプローチのサイナスリフトは予知性の高い術式と考えています。
【1】 歯根破折のため抜歯即時埋入と同時にサイナスリフトを行いました。インプラント埋入後約4ヵ月の咬合面観です。
【2】 2次手術時粘膜を剥離した状態。インプラント口蓋側に大きく骨欠損が認められます。インプラント体は生食で洗浄のみ、露出した骨面を注意深くソウハしました。この骨欠損は感染ではなく、抜歯後の治癒不全と考えるべきでしょう。そのままアバットを装着して、粘膜を閉鎖して補綴へ移行しました。
【3】 インプラント補綴物装着後約1年半ごの状態。審美的、機能的回復は維持されています。また、歯肉の連続性が獲得されていることによりメンテナンスが容易になります。
【4】術後2年の矢状面のCT像。サイナスリフトと同時に埋入されたインプラントは良好に経過しています。
【4】前頭面のCT像。2次手術じに欠損していたインプラント口蓋側の骨が回復してきています。
10年以上前メファートがHAインプラントのリカバーの手法を発表しました。それはクエン酸飽和溶液(強酸性、PH-1)によりHAの表層を一層溶かす手法です。ただこの手法はPH-1の強酸に組織為害性がないのか?という疑問がわきます。 この症例は感染というよりは抜歯窩の治癒不全と考え洗浄、ソウハのみで対応し、良好な予後が認められます。では、感染した場合クエン酸処理以外に方法はないのでしょうか?後日症例を通して解説していきたいと思います。
インプラントとアバットメントの接合部をマイクロギャップと呼ばれ、その接合部の僅かな溝に存在する細菌叢がインプラント周囲の骨吸収に関係するという考え方があります。また、アバットメントとインプラント体の接合部の機械的刺激によるアバットメント由来の炎症性細胞浸潤を伴う結合組織が存在して、その垂直方向への進展がインプラント周囲の骨吸収に関係しているという考え方があります。 そして、補綴部物とアバットメントの接合部をマクロギャップと言い、マイクロギャップより細菌叢が生息しやすくインプラント周囲の骨吸収の大きな原因と考えている臨床家もいます。 症例を通して考えて見ましょう。
【1】成熟側のインプラント埋入です。インプラント埋入後2ヶ月のレントゲン像です。近遠心に骨吸収が認められます。
【2】 インプラント埋入後3ヵ月のレントゲン像。インプラント近心に認められた深い骨欠損の回復が認められます。インプラントにジンジバルカフが装着されています。
【3】 インプラント埋入後4ヵ月のレントゲン像。インプラントに最終補綴物が装着されました。
【4】インプラント埋入後4年半後のレントゲン像。インプラント周囲の骨の回復が認められます。
【5】4年半後の矢状面のCT像。レントゲン像と同様にインプラント周囲の骨の回復が確認できます。
【6】前頭面のCT像。インプラント周囲の骨がマイクロギャップ、マクロギャップに関係なく回復してきることが確認できます。この症例からインプラント周囲の骨吸収をギャプ理論で説明するには無理があることがわかります。リモデリング、ソーサリング現象、水平的生物学的幅径も認められません。逆に骨が回復していく例が少なくないことは、おわかりいただけるた思います。自分なりに整理していつかお話させていただきます。S先生。
マイクロギャプ理論はヘルマンによって提唱されました。 ヘルマンはストローマンよりの研究者でこのマイクロギャップ理論は1回法のインプラントを有利に普及させるために書かれたり論文である可能性があります。 私はマイクロギャップ理論もマクロギャップ理論も否定するつもりはありません。 ただ骨吸収のすべてをギャップ理論で解決するのは無理があるように思います。1つのリスクファクターと捉えるべきでしょう。 この症例は繰り返し咬合調整を行い一口腔単位で力のコントロールを行っています。
【1】7年以上前に埋入したインプラント補綴物の咬合面観です。審美的機能的回復が維持されています。補綴物と歯肉の関係も良好に維持されていることがわかります。
【2】 インプラント埋入時のレントゲン像。大臼歯部でありますが径3.25mmのナロータイプのインプラントが埋入されています。
【3】 インプラント埋入後7年経過のレントゲン像。マクロギャップが骨に近接していますが骨吸収は認められません。HAインプラントにおいてシリンダータイプは骨吸収が多いという報告もありますがこの症例を診るかぎり検討の余地がありそうです。最も咬合力がかかる大臼歯部にナローのインプラントという厳しい条件での検証です。やはりHAインプラントは単独補綴をスタンダードと考えてよさそうです。
【4】6、インプラント埋入後7年の前頭面のCT像。リモデリング・ソーサリング現象は起こっていません。
【5】7、インプラント埋入後7年の前頭面のCT像。同様にリモデリング・ソーサリング現象は起っていません。
ナロータイプのインプラントに既成のアバットを用いると当然インプラント補綴の歯肉縁形態は補綴物によって決定することになります。天然歯と同様の支台歯の形態を模倣すると頭でっかちになりアブノーマルな力をインプラントネック部で受けてしまう危険があります。中空で正円のアバットメントを用いその弾性で力を逃がすコンセプトにより良好な予後が期待できます。インプラント補綴は天然歯の補綴物を模倣するより、ナローなアバットを用いてポンティク形態に近づけることが審美的にも有利と考えています。その理由も後日言及しようと思います。
「インプラント」とは、歯の抜けた所に、人工の歯根を植え、 しっかりと顎(あご)の骨と固定した後、その上に人工の歯を制作し装着する方法です。天然歯と同様の、健全な咀嚼運動 (噛み砕き、飲み込む運動)ができるようになります。
インプラントには、従来の入れ歯のようにアクリル系やプラスチックの床(ピンク色の部分)、あるいは残存している歯に引っ掛ける止め金が必要ないので、口の中がスッキリとし、本来の自然な運動が蘇ります。また、制作された人工の歯もぴったりと固定されてますから、固いものでも楽に食べられるようになります。
カルシテック・インプラントの表面に使われている材料は、ハイドロキシアパタイトと呼ばれ、顎(あご)の中で積極的に骨と結合しようとする生体活性材料です。他のインプラントシステムと比較してもさらに生体と馴染みやすく、身体には全く影響はありません。
インプラント自体を材質的に考えると半永久的なものです。しかし、実際に考えなければならないことは、生体との調和です。したがってその寿命は、患者さんのお口の手入れによって決まります。天然歯と同様に、手入れが悪ければインプラントの寿命も短くなります。治療後の口腔衛生管理はとても大切ですので、歯科医師、衛生士の指導に従ってお手入れの方法を学んで下さい。
インプラントを顎(あご)の骨に植える手術は、麻酔をして行いますから、痛みは心配ありません。インプラントの手術は、綿密な計画の下に行なわれますので、手術時間の概要のついては事前の診査診断により決定されます。インプラントを植立する場所、本数、その他の要因により手術時間が異なりますので詳しくは先生にご相談下さい。
●但し、年齢、口腔状態などによっても、個人差がありますので、先生の説明をよく聞いて下さい
インプラントを顎(あご)の骨に植え込む1次手術 と、インプラントが顎(あご)の骨と生着した後にインプラント用の人工歯を取り付ける支台を装着する2次手術、そして歯列の型を採る印象採取、その模型を用いて制作したインプラント用人工歯の装着その他などで最低でも6~8回の通院が必要です。また、1次手術から最終人工歯の装着までの期間は、年齢、口腔状態により個人差(約4カ月~1年半位 ) がありますので、先生の説明をよく聞いて下さい。
HAインプラントにはその表面性状であるHAが骨伝導能を有し、骨が添加する足場を提供する能力があります。チタンインプラントは機械的に骨と結合していますが、HAインプラントは化学的に骨と結合しています。チタンインプラントはネジで、HAインプラントはネジに接着材をつけて固定したものとイメージすると分り易いと思います。つまり上顎の骨のように骨質が悪い(初期固定が得られない)条件ではHAインプラントの適応症といえるでしょう。また、上顎洞挙上術やGBRなどの骨造成部位においはチタンインプラントに比べてほとんどの場合治療期間が半分以下に短縮することが可能なことも大きな特徴と言えます。実際上顎洞挙上術において、骨頂から上顎洞までの距離が1ミリであっても4ヵ月後には2次手術が可能です。
抜歯即時埋入においてもチタンインプラントでは条件が限られます。インプラントと骨の間隙が問題になり適応症は間隙が2ミリ以内と言われています。HAインプラントを用いると抜歯即時埋入におけるインプラントと骨の間隙の問題は表面性状の骨伝導能により解決されます。 HAインプラントの骨伝導能を利用することで最小限の介入で最大限の効果を得る術式が可能となります。
●歯を抜いてすぐにインプラントが可能
歯を支えている骨がしっかりしていれば、歯を抜いてすぐにインプラント埋入が可能です。歯茎も切らないので、腫れや痛みが従来より少なくなりました。治療期間も大幅に短縮されました。
●治療期間が短縮
インプラント治療の治癒期間が大幅に短縮されました。特に歯を抜いてすぐインプラント埋入ができるケースでは、約2~3ヵ月後には最終のかぶせ物の装着が可能です。従来の治療では、約1年かかっていたのが、大幅に短縮されました。
抜歯後、約2ヵ月後インプラント治療
↓6ヵ月後
2次オペ後、仮歯装着
更に3ヵ月後
セラミックのかぶせ物の装着
抜歯と同時にインプラント埋入、
すぐに仮歯装着
2~3ヵ月後
セラミックのかぶせ物の装着
歯茎を切らずにインプラント埋入が可能
以前は、全てのインプラントで歯茎を切ってインプラント治療を行っていました。歯茎を切ると腫れや痛みの原因になります。当院では、なるべく歯茎を切らずにインプラント治療を行っています。特に歯を抜いてすぐインプラント治療を行う場合はほとんどのケースで可能です。
チタンインプラントでは周囲骨と0.3mm以上のギャップ(隙間)が存在すると骨結合する可能性は低いが、HAインプラントでは周囲に1.5mmのギャップ(隙間)があっても骨結合する。
抜歯窩にインプラントを埋入する場合、インプラントと骨の埋入間隙が問題になります。通常、チタンインプラントを抜歯窩に埋入する場合、抜歯窩とインプラントの隙間をなくすために、なるべく抜歯窩の径にチタンインプラントの径を合わさなければならないためインプラントヘッド径の大きなインプラントを使用せざるを得ない結果となります。このことは、唇側歯槽骨の厚みが得られなかったり薄い遊離歯肉を圧迫して歯肉退縮を招いたりします。これを防ぐために抜歯窩の隙間に左右されない骨伝導性を有するHAコーテイングインプラントを使用することにより、早期にインテグレーションが達成されます。これは抜歯即時インプラントや、骨質の不良な箇所のインプラント埋入が可能な理由です。
ハイドロキシアパタイト(HA)は歯や骨など硬組織を構成する成分であり、この数十ミクロンのアパタイトの薄層がチタンインプラント表面にコーテイングされたものであります。
インプラントで歯の失った部分を修復する方法は、ブリッジなどの他の方法とは異なり審美的にも健康的にも満足のいく結果が得られます。1本のインプラントで、自分の天然歯のように自然に感じる事が出来ます。義歯などにみられる顎骨の萎縮の心配もありません。またブリッジを入れる時のように健康な隣りの歯を削る必要もありません。
この場合もインプラントが理想的な解決法となります。数本のインプラントを歯のない部分に入れ、これを土台としてヘッド部にブリッジをかぶせます。
今までは取り外し式の部分入れ歯を用いて回復させる場合が多くみられました。これに対し、インプラントなら固定された人工歯を使用することが出来ます。これにより違和感のない咬合機能を得られます。
また複数の歯を失った場合でもインプラントは可能です。両端だけにインプラントを埋め込むブリッジタイプもあります。
上記のように、自分でもチェックできる事はあります。
※あくまで目安ですので、症例数や経験年数が少ないDrでも優秀な方はいらっしゃいます。
Blogを書いております。
ご興味をお持ち頂けた方は是非お越し下さい。
>> 目黒の歯医者さんの日記
特集:生物学的ルールを考慮したインプラント周囲軟組織へのアプローチ -審美的アプローチ2 -
特集:GBR法 - その新しい概念 HA Membrane Technique
特集:インプラント治療・その先に見えるもの 最終章「審美的アプローチ-HAインプラントテクニックを駆使して」
インプラント治療その先に見えるもの その3「欠損の裏側に潜むリスクファクター」
インプラント治療その先に見えるもの その2「臼歯部におけるデザインワークと機能」
インプラント治療その先に見えるもの その1「単独植立を考える」
※地名のみ記載のものは株式会社白鵬主催のインプラントセミナーになります。
| 02/04 | 【講演会】宮城(仙台エクセルホテル東急) |
|---|---|
| 02/11,12 | 【実習セミナー】(株)マイクロテック アドバンスインプラントセミナー(東京) |
| 03/11 | 【講演会】社団法人日本歯科先端技術研究所 招待講演 |
| 03/25 | 【講演会】東京 |
| 04/08 | 【講演会】札幌 |
| 04/14 | 【講演会】佐賀県歯科医師会 招待講演 |
| 04/22 | 【講演会】新潟 |
| 05/13 | 【講演会】広島(広島グランドインテリジェントホテル) |
| 05/27 | 【講演会】大阪(クリスタルタワーA会議室) |
| 06/10 | 【学会】東京 (東京国際フォーラム) 日本顎咬合学会 テーブルクリニック(マイクロテック) |
| 06/17 | 【講演会】鹿児島(鹿児島城山観光ホテル) |
| 07/08 | 【講演会】愛知(東京第一ホテル錦) |
| 07/15.16 | 【実習セミナー】東京(白鵬 東京研修センター)満席 |
| 09/16.17 | 【実習セミナー】宮城(仙台市情報産業プラザ)満席 |
| 10/07 | 【講演会・症例相談】岡山 |
| 10/21 | 【講演会・症例相談】仙台 |
| 11/03,04 | 【実習セミナー】大阪 |
| 12/09 | 【シンポジウム】東京(東京ミッドタウン ホール)※予定 |
| 12/09 | 【シンポジウム】東京(東京ミッドタウン ホール)※予定 |
| 02/24 | 【講演会】マイクロテック |
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| 講演会 | 実習セミナー |
現在、患者のニーズはただ噛めるだけのインプラントからより審美的により機能的なものへと大きく変化してきています。そのためには、アイデアルポジションへの埋入が不可欠となり、骨が存在する位置へ埋入する時代から骨造成を行いインプラントを埋入する時代へ大きく変革の時を迎えています。
私達臨床家は、治療のゴールだけを目標とするのではなく、その過程で最小限の浸襲を意識した介入を心がけるべきです。HAインプラントを用いる事により、浸襲を少なくして治療期間を短縮することが可能と考えています。
また、PRPを用いることにより、更に治療期間を短縮し、創傷の治癒を著しく向上差せることが可能となりました。
歯科治療、インプラントに関するホームページのリンク集です。オススメのホームページばかりを集めました。
当サイト監修の石本歯科クリニックオフィシャルサイトです。
あなたにあった歯医者さんを地域や路線、診療科目で検索できます。
監修 石本歯科クリニック掲載ページはこちらから
歯科用HAコーティング・インプラントのパイオニア株式会社白鵬のサイトです。
80ヶ国以上に支部を持つ世界最大のインプラント臨床医の組織。
上記ICOIの日本支部のサイトです。
| 最寄り駅 | JR、東急目黒線、地下鉄南北線、都営三田線 目黒駅前 |
|---|---|
| 住所 | 〒141-0021 東京都品川区上大崎2-17-2 第5日立ビル5階 |
| TEL | TEL:03-5496-5951 FAX:03-5496-5951 |
| 診療時間 | 月火水金 10:00 ~ 14:00 / 15:00 ~ 19:00 土曜日 10:00 ~ 14:00 / 15:00 ~ 18:00 木・日曜日・祝祭日 休診 |
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犬歯から犬歯まで前歯が仮歯の状態で来院されました。
前歯2本がない状態です。
写真は術後2年の状態です。 真ん中2本がインプラントによる補綴物です。 両側側切歯、犬歯はオールセラミックにより修復しました。
頬側のGBRされた骨様組織は維持され、良好に経過していることがわかります。
左上
の歯肉が下がり、審美的に問題があります。
治療時、補綴物を除去する時に左上は抜けてしまいました。
歯肉の連続性がある程度整いました。
審美的にも術前に比べ満足いく範囲におさまっています。
右上
も歯槽膿漏でその予知性に不安が残り抜歯してインプラントブリッジになっています。
左右
がインプラント
がオールセラミックス
はGBRをしてインプラントを埋入しています。
左右![]()
がインプラント左右
がオールセラミックス
右上
と左上
がオールセラミックス右上
がインプラント。
歯肉が成長してきています。
印象採得時
歯肉が成長してさらに自然な感じで、天然歯補綴と区別がつきません。
補綴物装着時右上
がインプラント。
術後2.5ヶ月で最終補綴物が装着できました。
歯肉のラインが左右対称で天然歯と調和していることがわかります。
インプラント埋入後1ヶ月の状態。
左上
がインプラント。
両隣在歯とうまく調和しています。
歯肉の状態も良好なのがわかります。
患者様は前歯部審美障害を主訴として来院されました。 右上3番は歯根破折のため抜歯即時埋入によりインプラントを埋入しました。
右上
と
の歯肉の段差がなくなり審美的に回復していることがわかります。
なお右上
にインプラントが埋入されています。